第十一話 「会話での嘘とホラ 2003.11.02 浪速の龍

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 頭で思考している事を100とし、その事を「言葉」で表現出来るのは10%程度だそうです。
また、その事を「文書」で伝えようとすると1%程だそうです。ですから頭で考えている事を文書
表現しようとすればわずか1%しか表現出来ない事になります。この法則は一般的な物で、
作家とか、司会者と言われる専門家の人達はもっと多いかも知れません。

 私が常々思う事の一つに「嘘」はいけない事だと思います。良い嘘、悪い嘘なんていいますが、
原則的に嘘に良い事はないと思っています。本来、嘘は根拠のないところから生じています。
その事により多くの人達が傷ついたり、だまされたり、判断を誤ったりと多くの問題が生じます。
嘘も100%貫き通せば真実になると言いますが、そこまでのエネルギーがあれば正しい事に使
ってほしい物だと思います。

 反面「*ホラ」は、会話を面白くするためにも良い事だと思っています。真実の数倍の事を言うわ
けですから「ハァ〜」となるわけです。また、聞く方も1〜2割程度しか記憶に残りませんのでちょう
ど良くなるのかもしれません。ただ、その事で判断を誤らせる様な大ボラはいけません。

 物事を常に大きくいう人がいますが、何回失敗しても同じ事を繰り返す御仁がおりますが、困った
物だと思います。1億円の市場しかないのに100億円の市場があります。今、投資が必要です。
この様な事は、嘘でもホラでもありません。ただのアホです。物事には言って良い嘘と悪い嘘があり、
また、ホラにしても良いホラもあれば、悪いホラもあります。その言動によって、相手に大きな被害を
与えるような事は、厳に慎みたい物です。

 会話の中で相手を楽しくさせたり、夢を持たせたり、希望を持たせたりそんな会話が出来れば、
人付き合いも楽しくなると思います。人間誰でも小さな話より、大きな話の方が楽しいと思います。
その人におおじて話半分に聞いていれば良いのです。小さな事に固守するより、大らかな気持ちで
会話する方が楽しいと思います。真実を元に大洞を吹いてみたいと考えています。
 大洞も言い換えると「高い視野から物事を見て語る事」にもなります。面白い話は、広い知識がな
いと出来ません。多くの本を読んだり、多くの人達と話し合ったりしなければなりません。私は、大き
な話は出来ませんと言う人がいるかも知れませんが、しかし、人前で話す人達は、確かに自分の専
門分野の事を話すかも知れませんが、中には奇想天外な事も含めて飽きさせない話術が必要になる
でしょう。
 ただ真面目なだけの講演には、面白味に欠け眠くなるだけです。私たちの知っている日常の事柄に
引っかけて、面白可笑しく話してくれる人は、どこへ行っても人気者になるでしょうし、再度聞きたくもな
るでしょう。

 人は、自分の知らない事には興味を抱き、その様な人には尊敬の念さえわいてくる物です。知識は
無いより有った方が良いですし、人生が楽しくさえなります。日常の勉強では学べない事柄が、会話の
中にはいっぱいあります。

 こんな諺があります。「口が一つ」で「耳が二つ」有るのは何故か?自分が喋る二倍人の話を聞くよう
に神様が作ったのだそうです。だから人の話はよく聞きなさい。と言われています。確かにそうかも知れ
ません。私は、お喋りですから常に注意はしているのですが、話し好きですから、ついつい多弁になって
しまします。多弁は良くないと思っていましたが、しかし、多弁は良い事だと思えるようになってきました。
多弁の方は、性格が出ますので分かりやすいと思います。反面、無口な人は何を考えているのか分か
らず対応とか、つきあい方に不安を覚えるときが多々あります。大いに多弁になる事をお勧めしたいと
思います。また、話す事によって記憶力も向上します。また、相手の反応を見て色々な対応が出来るよう
にもなります。話が出来る人間は、文書力も記憶術にも長けていると思います。大いに悩み、語り、書き
ましょう。
 人生が楽しくなると思います。その為にも人の輪を大切にしましょう。

                                                       以上

*:「ほら」とは、@ホラ貝A実際よりずっと大げさに言う事。となっています。


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