第五十三話 「経験の重要性」 2007.10.9 浪速の龍

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 経験の重要性。平等と言う名の下の不平等。親方日の丸。
最近特に思う事であるが、何か問題が起きる度に大騒ぎをする風潮が日本にはある。熱しやすく、冷め
やすい民族の典型かも知れない。私は、教育問題に対して大いに疑問がある。他の動物と異なり人間に
与えられた武器は「知識なり知恵」である。これが動物界を支配していける力である。
当たり前の事をダラダラ書くつもりはないが、スポーツの世界では優劣、実力の差こそ平等の原則で
ある。今の教育は全員が一等で、全てが標準で仲良しグループじゃなきゃ父兄からクレームが来る。人
間は色々な意味において不平等での平等である。オリンピックに出て全員、金メダルな訳はない。競
馬、競艇、あらゆる競争有るスポーツにおいて、順位があるから競争心か生まれ、記録が生まれる。そ
の為の努力を惜しまないのだ。
世の中には資格制度がある。その資格を得る為に試験という競争、一定のレベルがある。高校、大学
にも受験戦争がある。世の中あらゆる所に競争がある。競争社会が資本主義である。

 人間には色々なタイプの人種が存在している。人間の評価基準がどうであれ持って生まれた能力には
それぞれの特徴がある。仕事が出来ない。では、その仕事の出来る出来ないの判断基準は誰が決めるも
のなのか?何故高校には、工業科、商業科、普通科等が有るのだろうか。また、大学には、経済、工
学、農業等々色んな学部の選考が有るのだろう。企業は、それぞれ適材を加味して採用していく。良く
考えてみると、最初から目的を持って勉強している人間が何人いるだろう。親の薦め。友人/知人の薦
め。学校の薦め。等々色んなパターンが有ると思うが、自分の意志で進路を決める、決められる人は何
パーセントだろうか。
 最近の世の中の動向を見てみると、親から受け継いだ職業に子供が引き継ぐ2世、3世の子が多く見
られる。特に政治、経済、芸能界等に多く見られる。何年も戦争が無く、平和な世の中の証拠だろう。

 サラリーマンの世界では、50歳以上の部長級はいらない。若返りを図っていると聞く。40代で取
締役もバンバン発生している。良い事であるが、しかし、問題も多いのではないだろうか。知識はあっ
ても、経験が無い、失敗がない。部下の考えている事が理解出来ない。命令をしても付いてこない。そ
んなこんなでストレスが溜まり、精神的に参っている管理職が多いと聞く。経験も失敗ない奴が会社運
営をしたらその会社は危なくなる。若い時は、バンバン失敗をする事である。また、与えられた仕事に
真剣に取り組む事である。常に冷静で知ったかぶりをするご時世ではあるが、何の意味もない。常に熱
く、燃える様な人間であれ。

 安部総理が1年持たなかった。51歳の宰相である。民主党の小沢さんは66歳である。彼は自民党
の幹事長経験もある。子供と大人である。安部さんの心中如何であったろう。ここにも経験不足の為に
駄目になった人がいる。何も知らないお坊ちゃんである。それにしてもびどい結果である。

<会社の肩書き>
 役職が同じになった。俺は偉いんだ、と、勘違いする御仁が多々存在する。大会社であれば、子会社
の人達はその肩書きに付いてくる人もいるかも知れない。しかし、職場が変わったり、会社が変わった
りしたら、その肩書きは何にもならない。本当の自分の実力で勝負しなければならない。しなくて良い
苦労は、しないに越した事はないが、しかし、若い時に経験出来る事は経験した方がいい。本当にそう
思う。年を重ねると、誰にも聞けないストレスもあり、蓄積されていく。解決するのは、自分の過去の
経験が一番ではないだろうか。ストレスは健康を害する一番の源である。お互いストレス解消法を身に
つけたいものである。

                                            以上



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